石鹸の作り方 | 手作りの石鹸屋さん

石鹸の作り方

自由な発想のもといつも楽しみながら石鹸を作っています。
自分の為に作り使っていた石鹸が二人そして三人で・・・。
いつしか色んな方に使っていただけるようになり誰かの為に作る喜びを覚えました。
私はレシピを考えるのがとても好きです。
それを有効成分を損なわないコールドプロセス法で作っています。

コールドプロセス法とは油と苛性ソーダを合わせてしばらくかき混ぜ、自然にけん化が進むような条件を整えてあげて型に移し、あとはじっくり時間をかけて出来上がるのを1〜2ヶ月ほど待ちます。
このように作られた石鹸はグリセリンをまるごと含み、加熱で油を変色させず油本来の良さが生かされるのです。
それだけではなく100%石鹸にはせずに、直接皮膚に塗れるくらいの良質なオイルをわざと残して作る事(過剰油脂)により、石鹸の質がぐんと上がりマイルドで柔らかく、保湿・保護効果に優れた石鹸が出来上がります。
残念ながら市販の石鹸の多くは「塩析」という過程でこのグリセリンを取り除いてしまい、油100%全てを石鹸に変えてしまいますが、手作り石鹸の場合は嬉しい事にそのままたっぷりグリセリンと5〜15%の過剰油脂を残すことが出来ます。
「グリセリンと過剰油脂」この二つがあるだけで、手作りの石鹸は皮脂を取り過ぎることなくしっとりとお肌に優しい良質の石鹸となるわけです。